全国的にも平均年齢の若いさいたま市。団塊の世代の高齢化に伴い、これから高齢者人口が増えることが予想されます。
2004年10月1日現在の特別養護老人ホームの市内待機者数は2472人に達しています。さいたま市は今年度3ヶ所320床、来年度は2ヶ所290人の特別養護老人ホームの開設を計画していますが、待機者解消には追いつかない状況です。
行政区ごとに見ると、人口14万人をこえる浦和区にゼロ、人口17万人に達しようという南区で1ヶ所しかありません。
全国15ある政令指定都市との比較でも、人口10万人当たりの特養老人ホームの定員数は最低で、大阪市の半分以下の水準になっています。
こうした整備遅れの背景に福祉予算(民生費)が政令市で一番低く抑えられていることがあります。(2004年度普通会計決算ベース)