４月６日に行われた農業委員会第一審議会で、緑区宮後の違法残土の経過報告がありました。
　この緑区宮後では昨年、見沼田んぼが広がる見沼大橋付近の畑で、最大６０メートルの高さに違法に建築残土が盛られたため、市道が約１・５メートルの高さに隆起し、５０メートルにわたって通行できなくなりました。さらに向かい側の芝川の堤防が変形し、川の流れが一部せき止められました。
　これに対し、日本共産党は緊急に対応するよう求めてきました。
　農業委員会では、11月に地権者・業者と話し合い、１２月には２００６年１月１５日までに盛り土を撤去するよう申し渡しました。
　ところが１月にこのことがテレビで放映されたため、搬出するダンプ業者などが少なくなって、約束した１月までに搬出できなくなり、延期願いが出された中、さらに搬入している野田市より土質の検査などで大幅に遅れるなどで、３月末までに終了しませんでした。
　この間農業委員会では、違法盛り土当事者である地権者と業者に対して何度も呼び出しをして指導してきました。４月中には搬出を終了する方向で考えています。
　堤防・川・道路の修復については、６月には仮の堤防を作り、芝川の底の土をさらい、その後道路の修復を行う予定です。これは県の土木事務所が担当します。
　以上のことが報告されました。