９月２８日に行われた市議会決算特別委員会では、あがつま京子市議（大宮区）が、建築基準法違反の建物での操業を放置してきた行政の対応を厳しく追及しました。
　あがつま市議は「市が（緑区生コン業者の）違反を初めて認識したのは平成５年（１９９３年）だと言うが、なぜその時点で、建物の除去を含めた是正措置がなされなかったのか」と追及。建築行政課長は「平成５年から平成１６年の間の是正の資料が現在見つからない。何もしてこなかったといわれればそのとおりになる」と行政の対応のなさを認めました。
　さらにあがつま市議は、２００４年に生産ラインを２本から３本に増設していることを指摘。「違反を承知で、違反に違反を重ねた無謀なやり方だ。建物の使用禁止などの命令も行うべきだ」と迫りました。建築行政課長は「３年間の誓約書、これをできるだけ短くするとともに今後、環境整備も含めて対処する」と述べました。