市立病院は、自治体病院として「２４時間の救急医療」「周産期医療」「結核医療」「小児医療」など、民間の病院では出来ないこと、通常不採算と呼ばれている部門で、「基幹的役割」を果たしています。国も、病院の社会資本としての性格から、一般会計からの繰出しを認めています。その結果平成１７年度は、１６年度に続いて黒字決算となりました。
　しかし、医師の充足率が９２％であること、産科で、入院・通院患者数が毎年５％づつ減少するなど、課題も抱えています。看護師の確保のためには、パート賃金の引上げ、就学前の子供を有する看護師への夜勤免除、２４時間保育の実施など、一層の労働条件の改善・整備も必要です。
　特に２４時間保育は、３交替制で夜勤があることから要望も強く、「外部監査」で厳しい指摘があった「委託問題」の筆頭として、改善を強く求めました。 その他「院外処方」「予約制」では、待ち時間解消などの市民にプラスを確認し、医業収入の９８％に消費税非転嫁で、命をまもる医療を貫くよう意見を付して賛成しました。