水道会計は、「旧岩槻市」を吸収合併したことで、黒字（利益）が３１億円に伸びました。「旧岩槻市の内部留保資金の現金」１３億４４００万円、豊かな地下水と低利の債権、旧岩槻市民への合併値上げ分５億１千万円などが、黒字や会計指標の改善に２５億円以上貢献しています。一方旧岩槻市民は、介護保険、国保、事業所税、都市計画税、水道料金の５つだけで、１７億円の負担増。合併時の水道料金の据置きは、道理や財政上からも当然なのに、何の料金緩和策も無く、負担増を押付けた決算に反対しました。
　また水道料金は、政令市比較や県下でトップクラスに高く、その原因は、「有料の県水依存度が高い」「過大設備投資」「高利の企業債」「一般会計からの繰入額が極端に低い」などです。１番料金の安い本庄市の市民一人当り繰入額は３８６４円、本市は１１２円で、本庄市の３４分の１です。応分の繰入もやらず、平成１２年の値上げ以来６年連続の黒字で、 溜込みは進む一方。内部留保金は６８億円、減債基金も５７億円です。 高すぎる水道料金の引下げで、１１８万市民の暮らしを守るよう求めました。