６月市議会において、６月１３日に提出された追加議案で、小中学校の防火シャッターに障害物感知器及び音声感知器設置のため３３００万円の補正予算が計上されました。これで市内全小・中学校で防火シャッターの改善が完了します。工事は夏休みにおこなう予定です。
　さいたま市では９８年、旧浦和市立別所小学校で小学３年生の男子が防火シャッターに挟まれて死亡する事故が起きており、以来、日本共産党市議団は早期改善を求めて議案外質問等でねばり強くとりあげてきました。
　４年前、同様の事故が起きた所沢市では、事故後わずか半年間で全校の改善を完了しています。本市では、所沢市の機敏な対応に学ぶことなく、学校修繕費も５％マイナスシーリングの対象として予算を削ってきたため、改善計画が先送りされてきたものです。
　この６月に新潟県五泉市小学校で男子が防火シャッターに挟まれて重体となった事故を受け、追加予算が決まったものです。完了まで８年要しましたが、ひとまず安心です。今後も教育施設の安全優先を求めていきます。
　議案外質問であがつま京子市議は、子どもたちが大半を過ごす普通教室へのクーラー設置、市民会館おおみやにエレベーター設置とトイレの洋式化などバリアフリー対策等を質しました。