２８日の市議会予算特別委員会で戸島よし子市議が、小学校給食民間委託問題をただしました。
　戸島市議は、市の「行政改革推進プラン」で２００７年度から小学校調理員の民間委託が打ち出されていることを、「コスト削減を最大の理由に、学校給食法で教育の一環と位置づけられている給食をそこねようとするものだ」と批判しました。
　また戸島市議は、民間委託された場合、労働者派遣法で市の栄養士による調理員への直接指導は禁止されることになり、食の安全・安心の保障が不十分になると問題を提起しました。
　市側は「栄養士の仕事は直営と変わらない。教育目的は委託でも十分果たせる」と強調しつつ、栄養士から調理員へ直接指示できないという戸島市議の指摘を事実上認めました。
　戸島市議は「書類を通さないと指導も立ち入りもできないのが民間委託の実態だ。ここに直営調理員との大きな違いがある。現場の声を聞かずに押し付けるべきではない」と訴えました。