１０月３１日、保健福祉委員会が開かれ請願の審査が行われ、自民・民主・公明などの反対多数で不採択となりました。日本共産党は「請願者の願意は妥当であり採択すべき」と賛成しました。
　賛成討論を行った戸島よし子市議は「厚生労働省が行った全国調査で国民健康保険の保険料滞納で保険証がない子どもが３万３千人に上っている。さいたま市は資格証明書の発行を０にし、短期保険証の留め置き数も９月末で１２６０件と減少しているなど努力は見られるが、子どものいる世帯が含まれているかどうか把握がされていない。国民皆保険制度のもと、保険証を持たない無保険者を作ってはならない。短期保険証の留め置きを０にするよう引き続き努力する必要がある。また、年金からの天引きが１０月から始まったが、後期高齢者医療制度における保険料天引きに対し『不服審査請求』が提出されているなど国民の反発が強い。納税は国民主権のもと自主的に納付されるものであって、金融機関へ納付をする事務手続きを省くなどの反対意見があったが、本人の了解もなしに年金から天引きするのは財産権の侵害に当たるとする考えもある。もともと少ない年金額からの天引きは、生活そのものが維持できなくなるという生存権の侵害であると言える」と理由を述べ採択を主張しました。
　なお、請願第４６号「子ども医療費無料化につき通院も中学卒業まで拡充して下さい」については継続審査になりました。