１２月２日、戸島よし子市議は本会議で一般質問に立ちました。戸島市議は、１０月末、ハッピースマイル系保育園・放課後児童クラブが突然閉鎖した問題を取り上げ「営利企業は、倒産の危険性や儲からなければ経営を投げ出す。私たちの警鐘が的中した」と指摘し、「問題は、認可保育所にまで営利企業の参入を許している市の保育行政がある。これ以上の企業参入を許すべきでない。委託契約した市の責任が問われる」と質しました。
　保健福祉局長は「市が保育事業を委託している以上、利用者に多大なご迷惑をおかけし大変申し訳ない。今後同様の事態が起きないよう、万全の対策を講じる」「今後認定にあたっては、財務諸表の提出、定期的な財務書類の提出。公認会計士の審査も検討していく」と答弁。しかし営利企業の参入については「民間活力を導入していく。待機児童解消に認可保育所の整備促進と併せて、ナーサリールームの整備促進に努める」と従来の答弁を繰り返しました。
　また、戸島市議は「市立病院の産科医確保の具体策と自治医大周産期医療体制の早期確立のために市が支援すべき。認知症医療センターを市に設置すること、また内科的総合診療科を市立病院と医療センターにも設置できないか」と求めました。保健福祉局長は「分娩手当てなど産科医の処遇改善を図る、自治医大の周産期医療センターに認定されるよう必要な支援を行う」「認知症疾患医療センターは整備に向けた検討を行っている。市立病院は総合内科の拡充に努め、医療センターにも総合内科の開設を予定している」と答弁しました。