０９年度予算案のうち、都市局、建設局、水道局関係の審査が３月１日から２日間行われました。
　青柳しんじ市議は、駅周辺の開発計画に莫大な市費を投入し、市民に身近な生活基盤整備が後回しにされる問題点を厳しく追及しました。
　浦和美園駅周辺に３万２千人もの人口を張り付ける「ウィングシティ計画」は、事業規模が １２０１億円へとさらに膨らみ、市の負担も２１０億円に増やされるなど歯止めがなくなっていること、また、「政令指定都市にふさわしい都心地区」として、大宮駅をはさんで東口・西口を一体的に大開発をかけようとする地域戦略ビジョンは、あくなき儲けを狙う巨大企業に１１８ヘクタールもの広大な地域を差し出す危険なものだと指摘し見直しを求めました。
　一方、市民に身近な、公園整備、市営住宅建設、生活道路整備事業の消極予算の改善を求めました。
　下水道事業では、調整区域を多く抱える、西区、見沼区、岩槻区、緑区など平均以下の区への特別な底上げ対策を、水道事業では、料金引き下げの可能性と必要性を強調しました。