青柳しんじ市議は１１月２９日、市議会一般質問で国民健康保険についてただしました。
　市は今年度、医療費の伸びを理由に国保税を総額７億円引き上げました。青柳市議は、２００９年度の国保会計は１５億円も黒字であり、引き上げの根拠が崩れていると指摘。「３０億円を超える国保会計の積み立てを財源に、一般会計からも繰り入れれば一人当たり１万円の引き下げが可能」と迫りました。
　保健福祉局長は「医療費は 疾病の流行などによって大きく変動する。見込みと決算でずれが出る」と弁明。高すぎる国保税も低所得者への軽減措置があるとして、国保税の引き下げを拒否しました。
　再質問で青柳市議は、民主党は野党時代に市町村国保への年９０００億円程度の予算措置を公言したが、実際は４０億円しか上積みしていないと指摘。「公約どおり予算を増やせと国に申し入れるべきだ」と求めました。
　また、市町村の一般会計からの繰り入れをなくす国保「広域化」の問題点を告発し、市の見解を求めました。保健福祉局長は「広域化」の方向は望ましいなどとのべました。
　この他に、来年度予算編成方針について、アスベスト含有再生砕石問題について、見沼区「分水通り」における諸問題についても質問しました。