山崎あきら市議は２月８日の市議会代表質問で２０１１年度予算について質しました。
　山崎市議は、予算案を分析した結果、財政の健全性や弾力性は維持されており、財政難を理由にしたくらし、福祉、教育分野の予算削減は成り立たないと批判。「市民は繰り返された増税と負担増から市民負担軽減への転換を求めており、今の市財政であれば十分可能だ」と強調し、日本共産党市議団が提出した総額２２３億円（一般会計の約５ ％） の予算組み替えを求めました。
　清水勇人市長は答弁に立たず、副市長が「課題のある内容だ」として組み替えを拒否しました。
　また、山崎市議は、市内の農協が市長あてに環太平洋連携協定（ＴＰＰ）交渉参加阻止を訴える要請書を提出していることに触れ、「自国の食料を自国で生産する『食料主権』を保障する立場からも、政府にＴＰＰ参加に反対するよう強く求めるべきだ」と市長に迫りました。あわせてＴＰＰに参加した場合の市内の影響額の試算を示すよう求めました。副市長はＴＰＰ参加について、国や他の政令指定都市の動向を注視すると述べるにとどまりました。山崎市議は清水市長の見解を再度求めましたが、市長は答弁に立たずじまいでした。