５月１１日の臨時議会で討論が行われ、日本共産党から戸島よし子市議が、議員提出議案第１６号「下水道事業審議会条例」及び第１７号「水道事業審議会条例」の一部を改正する条例の制定について、反対の討論を行いました。
　この２つの議員提出議案は、水道・下水道審議会から、議員枠をなくすという議案です。その主な理由は「議員は議会で議論できるから必要ない」というものです。
　戸島市議は「各審議会の答申は、主に料金値上げの際に、執行部の提案根拠として尊重され、条例提案の基礎になる重要な役割を持っている」と指摘し「議会とは意義も役割も明確に違う審議会から、議員を外す理由は見あたらない」と主張しました。さらに「審議会は、市民団体の代表と、市民から直接選ばれた議員が同じテーブルで議論できる数少ない場。議員が持つ調査力や知識を生かした、議員ならではの議論は、審議会の議論を活発にし、チェック機能を果たしている」と主張し「議員への市民の目が厳しくなっている今、これらのチェック機能を議員自ら投げ捨てるのではなく、役割を発揮してこそ市民の期待に応えられるのではないか」と問題提起しました。
　しかし、民主党が賛成討論に立ち、その他の会派は討論にも立たないまま、賛成多数で可決しました。