３月２日、山城屋せき市議が、予算委員会（市民生活委員会）の質問にたち、区役所窓口の民間委託について取り上げました。

問題多い区役所窓口の民間委託

　山城屋市議は、区役所に関する市民アンケートに「区役所の職員の接客や勤務態度が悪い」「職場の雰囲気が悪い」などの回答が寄せられていることの理由のひとつに、臨時職員が増えていることも関係しているのではないか、と指摘。その上で「区役所の窓口の民間委託はどの業者に頼むのか、民間に委託することによる個人情報の保護の対策および、個人情報が流出した場合の責任の所在はどこになるのか」と質問しました。

　区政推進室副参事は、「市民アンケートの指摘は認識している。しかし、臨時職員はほとんど内部業務をおこなっており、窓口には出ていない。民間委託するのは、転入・転出などの住民異動関係のパッケージ工房や証明書発行などの業務。個人情報の取り扱いに関しては『仕様書』に秘密の保持・目的外利用の禁止項目を入れる。また、業務終了後に秘密を保持する旨の同意書を提出し、個人情報を守る」と答えました。

　山城屋市議は「区役所への権限委譲にともない、予算と人員配置の強化をしなければいけないときに、費用対効果で窓口を民間委託化すべきではない」と話し、区役所のサービス低下につながる民間委託化に反対しました。