2012年12月10日、保険福祉委員会で請願の討論・採決が行われました。戸島よし子市議が党市議団が紹介した「介護保険料の減額を求める」請願の採択を求める討論を行いました。

●請願第60 号「介護保険第5期の介護保険料の減額を求める」

　請願者は、今年4月の改定で、介護保険料が基準額で国平均を上回る24.6% の値上げが行われたと述べています。保険料は第１期は1,943円でしたが、第5期では4,880円と2.5 倍になっています。この間年金額は減り続けていますから、高齢者の暮らしは厳しくなるばかりです。
　介護保険制度の財源は、公費は半分だけで、残り半分は保険料で賄う仕組みです。介護サービス利用が増えれば、高齢者全員の介護保険料も上がるのが特徴です。しかし年金生活者の負担能力は「限界」です。公費負担を大幅に増やすことが必要です。
　また保険料には上限があり、高額所得者は保険料の所得に占める割合は少ない。一方減
免制度は不十分で、低所得者には保険料の負担が重くのしかかっています。
　高額所得者への応能負担を拡充し、保険料の減額を求める請願の願意は妥当です。よっ
て本請願の採択に賛成です。