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【議案外質問 まちづくり委員会】
下水道 補助金減らして使用料値上げ

 2013年12月議会の街づくり委員会・議案外質問で戸島よし子市議は、市長が今年7月から下水道使用料の値上げを計画していることを受けて、下水道整備と経費回収率の関係について取り上げました。
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戸島 下水道普及率は、市平均は90% だが、遅れている行政区は。
市 西区は70%、見沼区は81%、緑区は87%、岩槻区65%。  

戸島 未整備地域の状況は。
市 市街化区域は、区画整理区域などで、それを除くとほぼ完成。

戸島 整備事業にかかる費用と財源構成は。
市 H24 年度決算で145 億円。企業債が91億円で62.8%、国庫補助金が41 億円で28.3%

戸島 H21 年度は企業債が45%。24 年度63% に増えた要因は。
市 H22 年度に一般会計からの出資金がなくなり、その分企業債が増えた。

戸島 監査委員も「出資金がゼロになったため企業債が増えた」と指摘している。営業収益178億に対し、営業費用は157億で、営業利益は21億。利息償還の43億があるため、最終利益は赤字となり、一般会計からの補助金22億を充てている。24年度の経費回収率は86.9%。汚水処理にはいくらかかるのか。
市 維持管理費が57億、資本費が98億。

戸島 資本費は。
市 減価償却費の67億と企業債利息の31億。

戸島 経費回収率は、整備費と大きく関係している。企業債利息や減価償却費は整備を進めれば大きくなる。経費回収率を上げるには、整備にかかる出資金と国庫補助金を増やして、企業債を減らすことで、分母を小さくするべき。使用料の値上げで分子を大きくして、経費回収率を上げるやり方は問題ではないか。下水道整備など生活基盤整備は市の責任でおこなうべきで、赤字だというなら補助金の繰入を従来通り実施すべきだ。

 下水道料金の値上げの理由は、経費回収率を86.9% から103%へアップしたい、というものです。
 しかし遅れている西区・見沼区・岩槻区などの整備には、「税金投入は市民間の不公平を招く」などを口実に、従来の整備や赤字補てんのための補助金を減らし、市民に使用料値上げというかたちで負担を押し付けるものです。市民のみなさんと力を合わせて、下水道料金値上げに反対を強めていきます。
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