2013年03月13日|
【保健福祉委員会 議案外質問】 貧困の連鎖断ち切る学習支援の拡充を
保健福祉委員会の議案外質問で久保みき市議は、学習支援事業について取り上げました。
市では2012年から、生活保護受給世帯の中学生を対象に、無料の学習教室を開設してきました。現在、北区、大宮区、浦和区、南区、岩槻区の5区で週2回開かれ、対象となっている子どものうち22%が参加しています。
久保 学習支援事業は、貧困の連鎖を断ち切る素晴らしいとりくみ。子どもたちたちが参加しやすいよう、全行政区に教室を開設すべき。
市 来年度には見沼区と緑区に開設する。残りは検討していく。
久保 浦和教室を見学した。ひきこもりや不登校の子どもの居場所になっている。不登校・ひきこもりが増えている小学生にも対象を広げるべき。
市 早期の教育支援は必要だが、安全面の配慮などが必要。今後研究したい。
久保 日本の貧困率は16%だが、生活保護を受けているのは1.6%に過ぎない。働く貧困層、最低生活費以下で暮らす世帯の子どもにも学習支援を広げるべき。
市 市の学習支援事業は国の補助事業で、生活保護受給者に対象が限られている。
久保市議は、「教育委員会と連携して、就学援助を受けている子どもたちも支援を」と対象を広げることを求めました