議会報告

2014年12月

【議案・請願審査 保健福祉】 子ども医療費無料化を国の制度で

 保健福祉委員会では「子ども医療費無料制度の創設を求める意見書を国に提出してください」の請願が審議されました。神田よしゆき市議ともりや千津子市議が審議をおこないました。
 もりや市議は「請願は、少子化に歯止めがかからない現状にあって、若い世代が安心して子どもを産み育てられる環境づくりを国の制度でしてほしいという趣旨。本市では2009 年から子ども医療費の助成制度がつくられ、保護者から喜ばれている。しかし自治体によって内容に差があるのは問題。国が整備することが求められている」と採択を求めました。
 しかし、改革フォーラムの市議が「無料化を安易に進めていくことは医療機関への患者の集中、いわゆるコンビニ受診を招きかねず地域の医療資源を疲弊させる」として反対し、請願は不採択となりました。 

【議案・請願審査 文教】 学校給食費は無料に

 文教委員会では、「学校給食費を無料にしてください」の請願について審議されました。加川よしみつ市議が質疑と討論をおこないました。

加川 給食費を手集金で集めているケースがあるのか。

市 現金を手集金しているのは11 校。

加川 教職員が集めているのか。PTAの役員が集めているという話もあるが実態はどうなのか。

市 現金集金の方法は把握していない。

加川 現金集金の場合、給食費が払えない子どもは心が傷つき、肩身が狭い思いをする。子どもたちに、教育的な配慮はされているのか。

市 児童生徒に対しては教育的配慮を十分におこなっている。

加川 実態を把握していないのに、教育的配慮は十分だと言えるのはなぜか。子どもたちは給食を楽しみにしている。教育の機会均等、憲法26 条の「義務教育はこれを無償とする」に照らしても、給食費は無料にするべきではないか。

市 経済的な事由等で就学が困難な児童生徒の保護者には「就学援助制度」を適用し、給食費は市が負担している。

加川 就学援助制度の対象がせばめられ、適応されない子どもが増えている。実態をつかんで配慮すべきではないか。

市 本市では学校給食法に基づき、適切に進めている。

 この請願には他会派がすべて反対したため、不採択となりました。 

【議案・請願審査 総合政策】 辺野古新基地建設反対 沖縄の民意を受けとめよ 「オスプレイは安全」と市は答弁

 総合政策委員会では、「沖縄県民の『新基地ノー』の明確な意思を尊重し辺野古への新基地建設作業の中止、計画の撤回とともに普天間基地の閉鎖・撤去を求める意見書採択の請願」などについて審議されました。山崎あきら市議が質疑と討論にたちました。

山崎 基地問題で、さいたま市にかかわってくる問題がオスプレイ(水平離着陸機)である。全国的にオスプレイが飛行するとなれば、当然、さいたま市の上空も飛び交うということになるが、市民の安心安全はどう守られるのか。

市 政府においてオスプレイの安全性を認識したうえで運用を開始されたものであり、オスプレイの安全性に問題はない。米軍機がさいたま市上空を飛ぶ場合も、航空法が定めた最低安全高度を尊重して飛行するので、市民の安心安全は確保される。

 市は、オスプレイが墜落した場合や、オスプレイが出す異常な低周波音などが市民にもたらす危険性については答弁しませんでした。山崎市議は「沖縄県知事選挙において、辺野古への米軍基地建設反対を訴えた候補者が圧勝したにもかかわらず、政府が新基地建設推進の立場を変えていない。沖縄県民の民意をじゅうりんする態度は絶対に許されない。ただちに採択すべき」と討論しました。しかし、民主党の市議が「平成21 年12 月議会で『米軍普天間基地問題の解決を求める意見書』が提出されており、あらたな議会意志を示すまでもない」などと討論し、請願は不採択となりました。

【12月議会 一般質問】 市民アンケートに寄せられた声 来年度予算で実現めざして

 12 月4 日、山崎あきら市議が本会議の一般質問にたちました。

山崎 党市議団が実施したアンケートの回答は1700 通を超えた。市民からは「子どもを産んでも保育園に預けられるか不安。保育園を増やして」「年金が減らされ、収入もないのに税金は増えるばかり」など切実な声が寄せられている。暮らしぶりは「よくなった」3%に対して「悪くなった」が68%。市民は、税金や公共料金の引き下げや子育て支援、高齢者福祉の充実、医療費の負担削減を求めており、市がおこなった「さいたま市民意識調査」とほぼ同様の傾向を示している。これらの声をどのように来年度の予算編成に反映させるのか。

市 市民意識調査では「住みやすい」が80%、「今の生活に満足している」が67%となっている。議員の指摘どおり、今後重視してほしい施策は「高齢者福祉」「子育て支援」のほか「防災」が上位を占めているため「総合振興計画後期基本計画」の重点戦略に位置づけて予算措置をおこなう。

消費税10%増税は中止を 

山崎 消費税が8%になり、最悪の景気状況を招いた。その結果、消費税10%への増税は18 カ月先送りということだが、そのときに景気がどうなっていようと必ず10%にあげるということ。先送りではなくきっぱり中止すべきと考えるが市長の見解をうかがう。

市 消費税10%増税については、GDP 速報値や有識者会議で議論し、安倍首相が「平成29年4月に先送りする」と判断した。今後、社会保障の安定財源の確保と財政健全化を踏まえ、国民全体の所得の向上を図りつつ、国が適切に判断するだろう。

 山崎市議はほかに、九条俳句不掲載問題、コミバス、与野中央公園の整備について質しました。 

【12月議会 一般質問】 市営住宅 河川改修 踏切拡幅… 遅れている西区のまちづくりを急いで

 12 月4 日、山城屋せき市議が本会議の一般質問にたちました。

山城屋 さいたま市は市営住宅が少なく、政令市でもワースト1 である。指扇駅近くの宝来市営住宅跡地のさら地に、市営住宅を再建設すべき。

市 さいたま市公共施設マネジメント計画で「現状戸数を維持」となっているので、建設はおこなわない。

山城屋 西区は公共下水道の整備を含め都市基盤整備が遅れている。水害問題も深刻。新川と中釘川の改修を求めてきたが進まない。「あきばの森公園」内の冠水箇所は、通学路にもなっている。早急な対策を求める。

市 冠水解消には河川改修が必要だが、多大な時間と費用を要する。

山城屋 指扇10 番の踏切の安全対策は通学路になっており改善は喫緊の課題。今後の見通しと計画は。

市 指扇10 番の踏切は、国交省による「緊急に対策すべき踏切」に位置づけられていないが、市民が安心して利用できる踏切の整備を進める。

財源先送りでも予定どおり実施 

山城屋 来年度実施予定の「子ども子育て支援新制度」は財源に消費税10%増税分があてられることになっていたが、消費増税は先送りされた。新制度は予定どおり実施するのか。

市長 内閣府は「今後の予算編成の過程で調整する」との見解のため、市として予定どおり実施する。 

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