2016年08月09日|
【まちづくり委員会】市民の安全、安心をおびやかす羽田空港への増便計画は中止を
まちづくり委員会にて発言するもりや千津子市議
8月3日、まちづくり委員会が4件の請願について閉会中審査をおこないました。
党市議団が紹介議員になった「住宅地上空を飛行する危険な羽田増便計画を見直すよう、国に意見をあげることを求める請願」の審査には、請願者をはじめ南区の住民など多くの市民が傍聴にかけつけました。質疑のなかでは、国の計画に対して市民への周知はどのように行われたか、市民からの意見
などの件数と、国にそうした意見を伝えているか、落下物などの事故時の補償について、さいたま市上空を飛行する頻度と安全性の確保、周辺自治体などが加わる協議会についてなど、各会派議員から多くの質問が出されました。
担当課からは、市は羽田空港の機能強化の必要性を認め、市民への周知、説明をおこなってきたことや、国が高度を引き上げるなど環境に配慮したことなども評価し、今後も丁寧な情報提供をおこなうこと、安全管理の徹底にとりくむことを約束したことなどの答弁がありました。
もりや千津子市議は、請願に賛成の立場から、「住宅地上空を旅客機が飛行することは危険だからこそ、いままで海側ルートのみで運行されてきた。それを覆すのであれば、確実に安全性が担保されなければならない。多少の改善が行われても市民の不安は払しょくされない。すでに国が決めたから、時期が遅い、などとあきらめるわけにはいかない重大な問題。国際競争力に勝つため、経済性のために住民の安全、安心を犠牲にはできない。増便計画先にありきの国の計画に対して、市は見直しの意見を上げるべき」と主張しました。