議会報告

久保みき

9月議会*総合政策 庁舎内のプラごみ リサイクルしていない?

総合政策委員会で議案外質問をおこなう久保みき市議

 9月13日、総合政策員会で久保みき市議が議案外質問をおこないました。

 庁舎のごみは、事業ごみとして処理しなければなりません。廃プラスチック類は産業廃棄物として処理することが法令で定められています。


久保 さいたま市庁舎は、食品包装プラスチック、いわゆるプラごみは、燃えるごみとして回収しているのか。


財政部長 本庁舎内で職員等が飲食した食品包装プラスチックごみについては、一般廃棄物の燃えるごみとして回収している。


久保 地下に置いてあるごみ箱には「必ず分別してください」と書いてある。しかし、結局はいっしょにして燃やしている。これでいいのか。


財政部長 地下1階の分別ごみ箱については、今後本庁舎のプラごみのリサイクルをおこなうことを目的として、その事前準備として試行的に設置している。


久保 せっかく分けたプラスチックごみは、法令にのっとって産廃業者に収集委託し、すみやかにリサイクルするべき。

 

財政部長 ご指摘のとおり、プラごみについては、法令にのっとり、産廃事業者に収集委託してリサイクルすることが必要であると考えている。今後、産業廃棄物としてリサイクルをおこなってまいりたい。

9月議会*議案紹介 思い切った新型コロナ対策の拡充を

給付金の充実を求める要望書を提出する土建・民商のみなさんととりうみ敏行市議(左から3 人目・6 月23 日)

 9 月1 日から10 月15 日までの45 日間、9 月議会が開かれます。今議会も新型コロナ感染予防対策にとりくみながらの開催です。市長提出議案として40 件の議案が提出されました。一部紹介します。


 新型コロナ対策として、コロナ患者を受け入れる病床を確保し、患者を受け入れた医療機関に対し補助金を交付するために約10 億5350 万円、保険適用されたPCR 検査等にかかる費用等の自己負担分や入院医療費等を公費負担するために約6 億7000 万円がそれぞれ提出されました。


 また、離職等により経済的に困窮している方に対し、住居確保給付金を引き続き支給するために約6900 万円、就労をめざすひとり親(児童扶養手当受給者)に対して住宅費を無利子で貸し付ける事業に約1300 万円、就労継続支援B 型事業所ではたらく障がい者の減少した工賃分を支援するために約968 万円などがそれぞれ提出されました。


小規模企業者等に3 回目の給付金


 経済対策として、党市議団も求めてきた小規模企業者等支援給付金の3 回目の実施に向けた予算が提出されました。緊急事態宣言の再発出を受け、新型コロナの影響で売り上げが減少した市内小規模企業者等に対する市独自の経済支援策で、予算は14 億6800 万円です。党市議団として、思い切った新型コロナ対策の拡充を求めて、議案審査に臨みます。

6月議会*生活保護費の不正支出問題で決議あがる

総合政策委員会で付帯決議案を読み上げる久保みき市議

 今年2 月、桜区の生活保護担当の職員が、生活保護利用者(1 世帯)に対して総額1271 万円も不正に支出したことが明らかになりました。この職員は、査察指導員という職権を乱用し「課長には言ってある」などと他の職員に偽って、課長印がないまま書類を通す不正をおこないました。さいたま市は事件発覚後、プロジェクトチームを設置。事件を調査し、中間報告をまとめました。さらに6 月議会には、中間報告を受けて再発防止の提言をおこなうことを目的とした第三者委員会を設置するという議案が出されました。


 総合政策委員会における審議に参加した久保みき市議は、「中間報告では、なぜ職員がこのような行為に及んだのか、動機については不明のまま。また、お金を受け取った当事者とお金を渡していた職員との意見に食い違いもある。どんな関係だったのかが明らかにされなければ、この事件は解決しない」という立場で質疑をおこないました。

 

 そして委員会として、「事案の全容が明らかになった際には、改めて第三者委員会を設置するなど、二度と本件のような不適切な事務処理がおこなわれることがないよう、十分に検証することを強く求める」という付帯決議をまとめ、議会最終日に全会一致で決議があがりました。


 市は、不正支出された総額(1271 万円)を当該職員に返還請求し、全額返還されたとのことです。また、当該職員は懲戒免職となりました。久保市議は「実効性のある再発防止策の徹底を求める」と述べました。

6月議会*総合政策 コロナ禍でも差押え1671 件

総合政策委員会で質疑をおこなう久保みき市議

 久保みき市議は、債権回収事業についてとりあげました。コロナ禍で市民のくらしは大変な状況であり、税の滞納者は増えることが予想されます。国も自治体に対し、「コロナ禍での納税が困難な方への対応はていねいにおこなうよう」事務連絡を出しました。にもかかわらず、さいたま市は昨年度1671 件も差押えを強行しました。党市議団には、差押えにあった市民から窮状が届いています。滞納者への市職員の暴言や強権的な対応は許されるものではありません。支払い能力に応じて支払い能力に応じて分納を認めるなどていねいな対応を求めました。


 続いて災害時の避難について、桜区は水害時に区外に広域避難することになっていますが、遠距離の避難は移動が大変です。久保市議は避難所をできるだけ身近な場所に設置するよう求めました。市も広域避難のリスクを認め、いままで水害時に開設しないとされていた指定避難所となっている小学校等の2 階以上に避難所を開設する、と方針を見直す考えを示しました。

6月議会*一般質問 いまこそ市立の知的障がい特別支援学校設立を

本会議で一般質問をおこなう久保みき市議

 6 月15 日、6 月議会本会議にて久保みき市議が一般質問にたちました。


 はじめに、市立の知的障がい特別支援学校の設立を求めました。久保市議は10 年前から、特別支援学校の教室不足問題を議会でとりあげ続けてきました。いま、市内の特別支援学校の教室不足は深刻化し、待ったなしの状況です。久保市議は「人口100 万人以上の政令市で、市立の知的障がい特別支援学校がないのは全国でさいたま市だけ」と述べ、教育長に対して早期の決断を迫りました。教育長は「2021 年3 月に県・市の両教育長で意見交換をおこない、双方の強力な連携のもと具体的な方策を検討することにした」と答弁しました。久保市議は「協議している間に子どもたちは卒業してしまう。具体的な方策は学校の設立しかない」と強く求めました。


特別天然記念物サクラソウを守れ


 次に、久保市議は、2018 年の一般質問に引き続き、田島ヶ原サクラソウ自生地(桜区)のサクラソウが絶滅の危機に瀕している問題をとりあげました。2018 年の質問の際に久保市議が求めた要注意外来生物のトウネズミモチの伐採が実施され、国庫補助がつき、サクラソウのDNA 解析や、生育環境調査なども実施されました。その結果、サクラソウの株数は2020 年47 万株とさらに減少したものの、今年は61 万株と10 年ぶりに上昇しました。しかし、ピーク時の2003 年の235 万株に比べれば、約4 分の1 です[図1]。

 

[図1]サクラソウ推定生育個体数の増減(さいたま市資料をもとに作成)


 サクラソウ自生地はA 区からE 区に区分けがされています。分布を見てみると[図2]A 区では減少が著しく、大変な状況です。一方、B 区では増えてきていることが分かります。B 区では、2019 年にかん水チューブが設置されました。専門家が「かん水チューブの効果でサクラソウが増えた」と評価していることも踏まえ、久保市議はA 区においてもかん水をおこなうよう求め、市も前向きな答弁をしました。

 

 

[図2]サクラソウ分布比較(「さくらそう通信」をもとに作成)


 また、田島ヶ原サクラソウ自生地はサクラソウのほかにトダスゲ、レンリソウなどたくさんの絶滅危惧種が生息しています。大都市のなかでこれだけの絶滅危惧種が見られる場所は世界でもまれです。この自然を全力で守り抜く市の決意と、保全予算を増やすことについても確認しました。


説明会は義務ではない


 続いて久保市議は、障がい者のグループホーム設立時の説明会について質しました。グループホームは障がい者施設と違って、やや大きめな戸建て住宅というのがほとんどです。利用者にとって、朝仕事に出かけて夜帰ってくる、住み慣れた地域で生きていく「家」です。さいたま市は障がい者のグループホームの必要性を認め、増やす方向性を示していますが、設立は100% 民間事業者まかせです。しかも本市の場合、設立にあたっては近隣住民を集めて説明会を開催しなければならず、近隣住民の理解得るための市の支援は得られず、民間事業者の負担が大変重いのが現状です。


 久保市議はそのことを指摘し、「説明会の開催は、義務ではないはずだ。法律でも義務にはできない。ところが本市は説明会の開催を必須にしている。その理由はなにか」と質しました。市は「障がいのある方が、地域のなかで自立して生活していくうえで、地域住民の理解と協力が必要であるから、説明をお願いしている」と答弁。久保市議は「ほかの政令市を調査したが、本市のように説明会を必須にしているところはない。改善すべきではないか」と迫りました。市は「説明会が義務でないこと、また、住民に同意を求めるということではないことは十分に理解している。今後は時期や方法について他市の状況を見ながら検討していく」などと答弁しました。


 その他、桜区の水害対策、動物愛護行政についてもとりあげました。

ページトップへ