議会報告

松村としお

12月議会*文教 ジェンダー視点で校則見直しを

文教委員会で議案外質問をおこなう松村としお市議

 松村としお市議は文教委員会で市教育委員会がとりくんでいる「不合理な校則の見直しプロジェクト」について質問しました。


 学校教育部長は校則の必要性を「中学生になると行動範囲も広がり思春期のなかで反発心や問題行動が表れやすく、身なりにも関心を持つ。問題行動への予防や対策、規律や社会的ルールを学ぶ規範的意識の育成が重要」と説明しました。松村市議は「中学生には自ら判断する力を育てる、自分で選ぶ力を身に着けることが発達段階として重要」と制限をかける考え方を見直すよう求めました。


 松村市議は校則の見直しにあたっては、「服装や髪型を男女で分けて学校側が決めてしまうのは、ジェンダーや多様性の視点からも問題がある」と指摘。学校教育部長は「とても大事なこと。校則を見直すうえで十分に配慮する視点」と答弁しました。人権侵害やスクールセクハラにつながる校則の問題についても「このような指導は看過できない」と答弁し、問題がある認識を示しました。引き続き子どもの自主性や権利を大切にする校則に見直されるよう求めていきます。

文教*請願討論 少人数学級は日本の未来を支える事業

文教委員会で請願の討論をおこなう松村としお市議

 12 月7 日の文教委員会で「新型コロナウイルス感染防止のため20 人程度の少人数学級実現を求める請願」の討論・採決がおこなわれました。

 

 松村としお市議は賛成討論で「学校ではコロナ禍でも変わらぬ人数の子どもたちが教室に詰め込まれている。感染リスクだけでなく、子どもたちのストレスも大変なもの」と指摘し、「子どもたち一人ひとりへのていねいな対応が、生活面でも学習面でも必要。少人数学級はその条件をつくるものだ」と訴えました。


 国も少人数学級導入にむけて動いていますが、松村市議は「市は国のとりくみに上乗せして導入のスピードをあげるべき」と主張しました。


 請願は学級編制基準を20 人にするよう求めるものではありません。学級編制基準を30 人にすれば、20 人程度学級はかなり実現できます。日本教育学会も提言する人数であり、国際的にみても当然の目標です。松村市議は「1 万人を超える署名の重みを受けとめ、日本の未来を支える事業として請願採択を求める」と討論を結びました。

 しかし採決の結果、賛成少数で請願は不採択になりました。

12月議会 市長・市議・市職員などの期末手当引き下げ議案が出される

油面川排水機場設備事業(市資料)

 11 月19 日、さいたま市議会議会運営委員会(松村としお・とりうみ敏行の両市議が所属)が開かれ、12 月議会の議案が示されました。

 

 さいたま市特別職等報酬審議会からの答申を受け、市長や市議会議員等、特別職の期末手当の支給月数を引き下げる条例議案が出されました。これは2021 年度以降、期末手当の年間支給月数を3.40 月分から0.05 月分引き下げ、3.35 月分とするものです。同時に市職員の期末手当も2.60 月から2.55 月へ、任期付職員は2.20 月から2.15 月へ、それぞれ引き下げることとしています。

 

 しかし市議分に関しては、この間、特別報酬審議会の答申を踏まえたうえで、議会の判断として値上げしない措置をとってきました。そのため、今回の議案が可決されれば実質的な値上げになってしまいます。神田よしゆき市議は「年間支給月数3.30 月分を堅持し、値上げとならないようにしたい」と話しています。

 

 また、油面川(桜区)に排水機場設備を整備するため工事請負契約(約5 億5400 万円)の議案については、昨年の台風19 号の甚大な被害から油面川の排水機場設備の必要性が叫ばれており、迅速な対応を求めていきます。

 

 補正予算では、新型コロナウイルス感染症対応として、保険適応されたPCR 検査等にかかる費用の公費負担(約5 億1300 万円)、PCR 検査の増加に対応するため民間検査機関に一部依頼するための手数料(7040 万円)、高齢者施設におけるクラスター防止のため、施設の新規入所者に係るPCR 検査費用の補助(5200 万円)などの議案が出ています。今後、議会の中で審議していきます。

JR 土呂駅に エスカレーター設置を求める決議まとまる

 9 月議会では、全会一致で「土呂駅へのエスカレーターの設置及びホームからの転落防止設備の整備を求める決議」がまとまりました。


 土呂駅は市内のJR の駅のうち、唯一、改札口の内外にエスカレーターがない駅です。JR からは「エスカレーターの設置についてはターミナル駅等利用者の多い駅から順次おこなっているため、現在のところ土呂駅に設置する計画はない」との見解が示されています。


 しかし、利用者の立場に立って利便性の向上を図るため、エスカレーター設置の制約となっている技術的課題の抽出調査を実施するなど、市としてJR 東日本に粘り強く働きかけることを求める決議がまとまりました。

9月議会*次期総合振興計画(総括質疑) 計画の見直し強く求め継続審査に

次期総合振興計画について総括質疑をおこなう松村としお市議

 「さいたま市総合振興計画」が今年度で終了するため、次期計画案(期間は10 年)が9 月議会に市長から提出されました。市議会は次期総合振興計画基本計画審査特別委員会を立ち上げて審査。10 月13 日に総括質疑が行われ、党市議団から松村としお市議が質問に立ちました。


パンデミックに対応した計画か


松村 パンデミックに対応するために、医師数・看護師数・病院ベッド数が政令市中最低の現状を改善し、保健所体制を強化することを計画で考えているか。

 

副市長 埼玉県地域保健医療計画に基づき県に協力し、医療従事者の確保に努める。保健所体制は柔軟な組織運営を図るとともに、専門職の平時からの機能強化に努めたい。

 

松村 充実・強化が見えてこない。重点戦略に書き込むなど位置づけの根本的な見直しが必要だ。


副市長 2月頃から記載について庁内で検討した結果が今回の議案。

 

松村 これが検討結果なら市執行部の認識が残念なかたちであらわれている。

 

計画の見直しを求める


松村 将来の都市構造に2都心4副都心を位置付けて大型開発をすすめて人口を呼び込んできたが、保育園・学校不足が深刻。まちづくりのゆがんだ状況を見直すべき。


都市戦略本部長 さらに発展させる形で現状の都市構造を維持したい。


松村市議は「これまで市は福祉を削減・抑制し、大型開発を進めてきたのが実態」と指摘し、福祉の充実と10 区均衡のとれたまちづくりへの転換を訴えました。


松村 新型コロナで明らかになった課題が計画に反映していない。全体を見直すべきだ。


副市長 庁内で十分検討した。必要なことは反映されている。


松村市議は「来年度予算から次期計画が反映する。いま見直さなければ医療・保健体制など必要な事業に力が入らない」と指摘し重ねて計画の見直しを求めました。


 総括質疑後に採決される予定でしたが、「採決には審議が深まっていない」と継続審査の動議が出され、全会派が賛成。引き続き審査されることになりました。

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