議会報告

予算委員会*企業会計(市立病院) 市立病院守るため 国への要望つよめよ

予算委員会で市立病院事業会計について質疑をおこなう神田よしゆき市議

 3 月9 日、予算委員会で神田よしゆき市議が病院事業会計について質問しました。新型コロナウイルス感染症による市立病院の経営への影響は、今年度は入院収益など約20 億7000 万円減額する一方、国の補助金によって22 億7000 万円増額となりました。

 また来年度の予算は、入院患者数や入院単価が減少し、入院収益見込みを今年度と比較すると約7 億4000 万円減少の見込み。費用は防疫等業務手当、職員への特別勤務手当の増額、院内の感染症対策を含む維持修繕費が増えて経費増となります。その結果、来年度当初予算で収支不足額約33 億3000 万円の赤字編成となっています。市は「来年度も国の補助金制度が継続されるか示されていないため、予算に計上できない」と答弁。神田市議は「経営が成り立たない。国に対して当然要望していくべき」と求めました。

 

 また、救命救急センターを昨年12 月から開設したものの、新型コロナウイルス感染症の影響でベッドが満床になっていたために、今年1 月は応需率が60%台に低下。緩和ケア病棟もコロナ対応のため昨年4 月に閉鎖し、一般病棟で対応していることがわかりました。医師・看護師不足については計画数に対し、医師が80%で昨年度から改善しておらず、看護師は98.4%で来年度100%を見込んでいると明らかにしました。

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