議会報告

2023年2月議会*請願審査(文教)学校給食無償化で子育て世帯の負担軽減を

 子どもを小・中学校に通わせる現役の保護者のみなさんから「小・中学校の学校給食費の無償化を求める請願」が提出され、文教委員会での審査に金子あきよ市議が出席しました。市は学校給食費納付困難世帯への支援は「就学援助制度」で対応済みだと言い、2023年度の就学援助の実績は小学生4556人、中学生2792人、合計7348人であることが示されました。しかしそれでも合計259万7988円(0.05%)の未納が発生しています。

 

 金子市議は討論で、市の就学援助制度の認定率は政令市のなかでいちばん低いことを指摘、また多くの自治体が給食費の減免補助や完全無償化に踏み切っている状況があり、住んでいる自治体によって給食費の負担に格差が生じる状況は住民にとって受け入れがたいものになっていることから、本市でも、すべての子どもの学校給食費を無償とすべきとして採択を求めました。

 

 しかし、民主改革の委員が「無償化を実施する場合の試算が年間約53億円となる」ことなどを理由に不採択を主張、採決の結果、採択に賛成したのは金子市議のみで、請願は不採択となりました。

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