議会報告

9月議会*決算 保健福祉関連 介護保険制度は市民の立場で運用を

 10 月5 日、戸島よし子市議は、決算特別委員会の保健福祉関連で質疑をおこないました。

 

 国の法改正により2017 年度からはじまったさいたま市の総合事業。要支援1・2 の介護サービスを従来のデイサービス、ホームヘルプから基準を緩和したサービスに一部移行しました。利用料は、従来のデイサービス、ホームヘルプ利用の7 割の金額ですが、サービスの中身も削られています。戸島市議はその現状について質問しました。市は、「緩和したデイサービス提供事業所は、295 施設のうち45 施設、利用者は年間のべ2011 人。緩和したホームヘルプサービス提供事業者は283 施設のうち59 施設、利用者はのべ254 人」と答弁しました。

 

必要なサービスが受けられない

 

戸島 「介護認定の日数がかかりすぎる」と市民から苦情が出ている。現状は。

 

 更新・変更を含めると58.8 日。

 

戸島 昨年より増えている。認定審査会の合議体の数は増やしてきたのか。

 

 現在60 で増やしていない。2018 年度では増やすことで調整している。

 

戸島 介護度の変更・更新で、介護度が下がったなどの件数は。

 

 介護度が上がった人は7296 件、下がった人は3912 件。

 

戸島 本人の状態が変わらないのに、要介護2から要支援2になった人もいる。なぜか。

 

 調査員の調査票によるところが大きい。74 項目をコンピューターにかける。

 

戸島 機械に頼らず、複数の目でしっかり審査していただきたい。国は、要介護1・2の介護給付を外すなど、介護利用を締め出すことを考えている。これ以上悪くしないよう国に意見を上げるべきだ。

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