議会報告

9月議会*決算(まちづくり)市民会館うらわの移転 総事業費が603億円に膨らむ

 10 月4 日、決算委員会(まちづくり委員会関連)において、とりうみ敏行市議が質問しました。

 浦和駅西口南高砂地区再開発は再開発組合が施工する事業ですが、「市民会館うらわ」の建て替えにあたって市は現在地ではなく駅前再開発ビルの中にいれる計画です。駅前再開発ビルにおいて「市民会館うらわ」の床を取得することから、総事業費が大きく膨らんでいることが明らかになりました。

とりうみ:これまで総事業費は、国、市の補助金175 億円、保留床処分で276 億円、総額451 億円と聞いているが、変更はあるか。
市:今年3 月に事業計画変更があり、補助金246 億円、保留床236 億円、「市民会館うらわ」の取得に121 億円、総額603億円となっている。
とりうみ:これまで保留床処分金に含まれていた「市民会館うらわ」の取得額121 億円が別建てになり、床単価は1 ㎡あたり約167 万円となっているが、商業床を買い取る(株)大和ハウスの床単価はいくらか。
市:(株)大和ハウスが取得する床の広さは6756 ㎡、約45 億円で、床単価は1 ㎡66 万円になっている。

 とりうみ市議は、「『市民会館うらわ』が166 万円で、商業床が66 万円では、あまりにも床単価に差がありすぎて妥当な価格とは言えない」と厳しく指摘しました。

「市民会館うらわ」の建て替えは、現地でおこなえば70 億円ですみます。駅前再開発ビルへ入れるのはまさに税金の無駄使いであり、直ちに見直すべき、と求めました。

とりうみ市議は、ほかに桜木駐車場用地問題、コミバス・乗り合いタクシー問題などを取り上げました。

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