2026年2月議会議案外質問(保健福祉委員会)聞こえにくさへの合理的配慮を
議案外質問をおこなうとばめぐみ市議
とばめぐみ市議は、聞こえにくさが「見えにくい障害」であるがゆえに、医療の現場で必要な配慮が届かない実態をとりあげました。「病院受診の際に、呼び出しが聞こえないため『順番が来たら近くで知らせてほしい』と頼んだが断られた」という事例を紹介し、話せることで聞こえないことが理解されず、対応が後回しにされてしまったとして、ノーマライゼーションの観点から、文字表示がない医療機関では近くで知らせる、振動呼出しを使うなどの合理的配慮を徹底するよう求めました。市は「障害特性への理解や気づきが十分でなく、配慮につながらないケースがある」と認め、当事者の意見を踏まえ、医療機関で合理的配慮が確実におこなわれるよう、周知の内容や方法を検討すると答えました。
次にとば市議は、さいたま市立病院で働く職員の残業実態についてとりあげました。2024年度は救急科は月平均103.6時間、循環器内科99.0時間、心臓血管外科90.2時間と、市全体でも突出しています。最長の職員では救急科155時間、循環器内科150時間、心臓血管外科154時間に達し、80時間超の時間外勤務も複数人で、長期におよぶことが明らかになりました。市は交代制勤務の導入や大学医局からの当直・手術支援で負担軽減に努めるとしつつ、直近でも残業時間が減少していない状況を示しました。とば市議は「救急、周産期、感染症などの政策医療を担う市立病院を守るため、職員配置を含めた健全運営に設置者である市が責任を持つべきだ」と強く求めました。


