政策と活動

2013年01月

南浦和駅バリアフリー化を求めて 学習、交流会を開催

 党市議団が住民のみなさんといっしょに求めてきた南浦和駅改札中側のエレベーター設置工事が2013年3月からはじまります。
 1月29日、南区の「住みよいまちづくり連絡会」「南区西・住みよい町をつくろう会」と川口市の「芝地域・南浦和駅利用者の会」の3つの住民団体は「南浦和駅のバリアフリーをめざす学習交流会」(さいたま市出前講座)を開きました。

 初めに国土交通省担当官から「バリアフリーの現状と取り組みについて」と題して、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)について説明がありました。
 つづいて都市交通課担当者から「さいたま市交通バリアフリー基本構想」の説明とさいたま市の現状について報告がされました。

一日も早いエレベーター設置を 

 それを受け、参加者から様々な質問や意見が出されました。2か月前に視力を失った男性は「視力障害者は駅の階段が本当に怖い。特に下り階段では自分の体の前に何も触るものがなく大変に緊張する。一日も早く改札内側、外側ともにエレベーターを付けてほしい」と切実な要望を発言しました。
 また参加者から「改札の外側エレベーターはいつできるのか」「予算はどこが負担するのか」などの質問が次々と出されました。
 さらに「南浦和駅には安心して使えるトイレもない、自由通路の確保や新改札口の設置なども切実な要望です。市も頑張ってぜひ実現させてほしい」などの要望も次々と出されました。
 この会には日本共産党市議団からはもりや千津子市議が参加しました。 

県バス協会に申し入れ 精神障害者に割引を

 党市議団は、1月25日、精神障害者のバス運賃割引の早期実施を求めて、埼玉県バス協会に申入れをしました。申し入れは村岡正嗣県議、伊藤岳氏も一緒に行いました。

 国土交通省が昨年7 月に運送業者と利用者の契約内容のルールを示す、バスの標準運送約款を改正し、運賃割引の対象に「精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている者」を加えました。これまで身体と知的障害者に認められてきたバス運賃割引を精神障害者にも広げたことは、関係者の願いを反映したものです。

 党市議団は上記約款の改正を受けて、市に申入れを行い、コミュニティバスの割引およびバス事業者に割引を実施するよう求め、さらに議会質問でも取り上げるなど実現に努力してきました。

 この日の申し入れで対応したバス協会の鶴岡洋専務理事は、これまでにも障害者団体から要望が寄せられてきていることを紹介し、「今年4 月から実施する方向で関係者と意見交換をしている」と話しました。
 また国や自治体に対して「福祉的なものなので、東京都のように助成してほしい」「他の交通機関にも広げてほしい」などの要望が寄せられました。

 運賃割引を事業者まかせにせず、国・地方自治体がしっかり責任を果たすことが大事です。さいたま市としてしっかり取り組むように今後も求めていきます。

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