政策と活動

浦和区

浦和大里小の工事現場を視察

視察するとりうみ市議

 8月29日、埼玉土建さいたま南支部ととりうみ敏行市議が、市立浦和大里小学校のトイレ改修工事現場を訪問し、現場責任者と懇談しました。

 埼玉土建さいたま南支部は、建設労働者の仕事確保と労働条件拡充をめざして毎年公共工事現場の視察を党市議団とともに実施しています。浦和大里小学校のトイレ改修工事は、今年6月29日、市内の(株)UDKに発注され、今年10月末の完了予定で進められています。今回の訪問では、とくに建設労働者の社会保険加入促進や、下請け業者への法定福利費の保障、「建退共」貼付状況などをはじめ、現場での労働災害防止などが元請け業者の責任で進められているかなどについて、(株)UDKの現場責任者から回答を頂きました。

 また、現場の労働者にも、職種、年齢、経験年数、賃金などについてアンケート調査を実施しました。とりうみ市議は「建設労働者の権利拡充に向けて、議会でとりあげていきたい」と話しました。

浦和工業高校と大宮工業高校が統合?

交流会に参加するとば市議(左から2人目)

 埼玉県教育委員会は、老朽化や少子化による希望者の減少を理由に、2029年をめどに134ある県立高校を121~124に削減する計画を進めており、すでに第1期として児玉高校を児玉白楊高校に統合、飯能南高校を飯能高校に統合し、来春新校が開校します。

 7月14日には「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策(案)」として12校を6校に再編整備すると発表し、本市では浦和工業高校と大宮工業高校の統合が発表されました。しかし、「魅力ある県立高校づくり」とは、県立高校を減らさないと実現できないのでしょうか。

 8月12日、日本共産党埼玉県議団が、広く県民を対象にして「県立高校統廃合問題交流会」を開催し、党市議団からとばめぐみ市議が出席しました。

 とば市議は「県は『学びの改革』と称して『産業構造の変化や激しい競争時代を生き抜くための学力の育成』『習熟度別指導や少人数指導、個別指導』をうたっている。少人数指導、個別指導というのであれば、1学級40人の学級編成を見直し、教職員を増やし、いきとどいた教育を実現してこそ、生徒が主役の魅力ある県立高校をつくることにつながる。市議会でもとりあげていきたい」と話しました。

2022年度予算要望を提出 コロナ禍ふまえ市政運営の抜本的な見直しを

予算要望を提出する党市議団

 9 月29 日、党市議団は清水勇人市長に対し、2022 年度の市政運営および予算編成に関する要望書を提出しました。

 要望は市の財政運営のあり方をはじめ、大項目で19 項目にわたります。まず、「新型コロナウイルス感染症対策の徹底」では、「市民の命と健康を守る体制構築」として保健所· 保健センターの人員(とくに保健師)の抜本増、児童福祉施設等で感染者が出た場合の検査対象の拡充、誰もがPCR 検査を受けられるよう検査費用を補助すること、臨時医療施設の積極的確保などを求めました。

 また、小規模企業者· 個人事業主への直接的な経済支援において、市外在住の市内業者や税滞納者を対象外としないこと、本市の独自支援として給食費· 水道料金の市民負担の引き下げなどを求めました。

 続いて子どもに関わる対応について、オンライン授業にともなうWi-Fi 通信料などの保護者負担を生じさせないこと、スクールサポートスタッフの全校再配置、宿泊をともなう行事に参加するすべての児童生徒· 教員へのPCR 検査実施などを求めました。

 その他、市の施策の大前提にジェンダー平等の視点を取り入れること、市役所本庁舎の建て替えは住民との合意を大切にし、現地建て替えを含めた十分な検討をおこない拙速に推進しないことなどを求めました。

 

 市に提出した要望書は党市議団のホームページ「資料コーナー」に全文を掲載しています。

2022年予算要望を市長に提出しました

2022年度予算要望を市長に提出する党市議団

9月29日、日本共産党さいたま市議団は清水勇人市長に対し、2022年度の市政運営及び予算編成に対する要望書を提出しました。

*****以下、大項目*****

【1】財政運営について

【2】新型コロナウイルス感染症対策の徹底

【3】地域産業を振興し、中小商工業者の営業を守る施策の充実

【4】農業と地場産業の振興

【5】安全・良質・安価な水道の供給

【6】勤労者福祉と雇用対策の充実

【7】若者への支援

【8】消費者行政の充実

【9】「さいたま市平和都市宣言」をいかした平和行政の推進

【10】地方自治権を拡充し、清潔・公正・市民に開かれた市政へ

【11】憲法と「子どもの権利条約」を生かした教育の推進

【12】社会教育の充実と文化・芸術・スポーツの発展

【13】ジェンダー平等の実現と個人の尊厳を守る

【14】住民福祉の向上のために

【15】市民のいのちと健康を守る医療制度の充実

【16】動物愛護について

【17】緑と自然環境を守り、安心・安全なさいたま市へ

 

■さいたま市から国・県へ要望されたい

■各区の要望

 

要望書全文はこちらです。

「妊婦等の新型コロナウイルス感染症ワクチンの優先接種を求める要望書」を提出しました

要望書を提出する(右から)たけこし連、とりうみ敏行、金子あきよ、神田よしゆき、とばめぐみの各市議

8月23日、党市議団はさいたま市に対し、表題の緊急要望を行いました。

要望書全文は以下の通りです。

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                                        2021年8月23日

さいたま市長 清水勇人様

 

妊婦等の新型コロナウイルス感染症ワクチンの優先接種を求める要望書

                              

                              日本共産党さいたま市議団

                                   団長 神田義行

 

 さいたま市におかれましては、新型コロナウイルス感染症への対応に日々ご尽力いただいておりますことに敬意を表します。

 デルタ株が猛威をふるう「第5波」では、家庭内感染による妊婦の感染が増えています。感染拡大で医療体制がひっ迫するもと、感染した妊婦は母体の治療だけでなく、生まれてくる胎児への特別な対応が必要となるため、一般の感染者に比べると受け入れや入院がさらに限られてしまうのが現状です。17日には、千葉県柏市で新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中だった妊娠29週の30代女性が、入院先が見つからないまま自宅で早産し、新生児が亡くなるという痛ましい事例が発生しました。

 日本産婦人科学会等は、特に妊娠後期の妊婦が感染すると重症化しやすいなどの理由から、妊婦が時期を問わずワクチンを接種すること、あわせて妊婦の夫またはパートナーの接種を勧める提言を発表しています。

 また18日、厚労省が新型コロナウイルスに感染した人のワクチン接種状況を調査したところ、ワクチンを2回接種した人の感染は、未接種の人に比べて約17分の1と大幅に少なくなっていることがわかりました。ワクチン接種は、重症化だけでなく、感染リスクも低減させることが明らかになりつつあります。

 兵庫県姫路市は、妊娠12週以降の女性とそのパートナーを対象にワクチンの優先接種を開始(18日発表)。神奈川県秦野市は妊婦の優先接種枠800人分を確保、8月中から優先接種を開始します。大阪府寝屋川市は妊婦が申請後、3営業日以内に予約ができるしくみを13日からスタートさせました。政令市では京都市が、妊婦の検査費用の助成拡充と合わせ、妊婦とその配偶者等の優先接種の実施を発表しています(20日)。

 本市の優先接種は、高齢者・障害者・児童福祉施設従事者や学校関係者等、基礎疾患を有する方に限られており、妊婦は含まれていません。よって、さいたま市におかれましては、感染と重症化のリスクに加え、無事に医療にかかり出産できるか不安を抱える妊婦が少しでも安心できるよう、①希望する妊婦へのワクチン優先接種のしくみをつくること②優先接種の対象をパートナー、同居家族まで広げることを求めます。

 以上、要望いたします。

 

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