政策と活動

2020年05月

ひとり10万円 特別定額給付金Q&A

 新型コロナウイルス感染症の長引く影響を受け、くらしが困難を極めています。多くの国民の声を受け、国はひとり10 万円の特別定額給付金の支給を決めました。党市議団は、特別定額給付金が市民のみなさんに早急に届くよう体制強化などを求めていきます。

 

Q.申請などの手続きは?

A.市から世帯主に申請書が郵送されます。振込先の口座(世帯主名義)を記入し、口座を確認できる書類と本人確認書類(写し)とともに市に返送。申請書にはあらかじめ給付対象者の氏名・合計金額が印刷されており、世帯主名義の銀行口座にまとめて振り込まれます。

 

Q.給付対象は?

A.2020 年4 月27 日時点で国内に住む日本人と、国内に3 カ月以上住み、住所登録している外国人です。

 

Q.申請や給付開始はいつから?

さいたま市の場合、郵送申請は5 月28 日から順次申請書を発送し、申請受付を開始します。給付は6 月中旬から順次開始する予定です。

 

 オンライン申請(マイナンバーカードがないと申請できない)は、5月2 日から申請開始、給付は5 月26 日から順次開始予定です。ただしマイナンバーカードの作成を申請しても受け取るまで2 カ月程度かかるため、市は郵送申請を勧めています。(2020.5.28時点)

 

Q.給付金には課税される?

A.給付金に対する所得税・個人住民税は非課税です。差し押さえは法律で禁止されています。

 

Q.個人で給付金を受け取るには?

A.住民票を移さず一時的に避難しているDV・虐待避難者は、住んでいる自治体に申請すれば給付が受けられます。DV 相談窓口(762-3880 /平日10:00 ~17:00)や民間の支援団体等へ相談してください。党市議団も相談に応じます。

 

Q.生活保護を利用しています。給付金は受け取れるの?

A.受け取れます。給付金は収入認定されないので、保護費が減らされることもありません。

 

問合せ先

■さいたま市特別定額給付金相談ダイヤル

829-1649 (9:00 ~ 17:00 土日祝を除く)

 

■総務省特別定額給付金コールセンター

0120-260020 (9:00 ~ 18:30)

学童保育 保育料の日割り返還が実現

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、市は5 月31 日まで放課後児童クラブ・民間学童保育の登室自粛を要請しています。要請に応えた保護者からは利用料の返還を求める声が出ていました。しかし民間学童保育は委託費が少なく厳しい財政運営のため、さいたま市学童保育連絡協議会(市連協)は、利用料返還に対する市の補償を強く求めていました。

 

 さいたま市議会保健福祉委員会は「放課後児童クラブの利用料や運営費補助拡大などの財政支援をおこなうこと」を全会派一致で市に要望。5月8日、市は登室自粛の保護者への利用料の返還、および民間学童保育に対して返還相当額を支援すると発表しました。緊急事態宣言発令の4月8日に遡って補償されます。

 

 国は返還日額を500 円としましたが、利用料は月額8000 円~ 1 万9500 円と幅があります。11 日、市連協は保護者とともに青少年育成課と懇談し、「国の日額を超える分は、市が上限なしで補填する」ということを確認しました。懇談にはとばめぐみ市議が同席しました。

待機児童数がワースト2 認可保育所の増設は待ったなし

 5 月8 日、さいたま市の待機児童数が387人(4 月1 日時点)であると発表されました。さいたま市史上ワースト2 の記録です。

 

 待機児童数は、認可保育所への入所を希望したものの不承諾だった利用保留児童の2289 人から、ナーサリールーム等を利用するケースや保護者が育休を延長したケースなどをのぞいた数となっています。

 

 

(詳細)さいたま市ホームページ「保育所等利用待機児童数について」

https://www.city.saitama.jp/003/001/015/001/p009567.html

 

 2 月議会の代表質問では、神田よしゆき市議がこの問題について「市はさまざまな施策にとりくんできたが、結局、認可保育所の増設以外では解決できない」と主張しました。市は2019 年度、18 カ所・定員1413 人の保育施設を整備したものの、保育ニーズに追いつきませんでした。

 

 待機児童数を区別でみると、トップが南区の93 人、続いて西区72 人、浦和区58 人と続きます。年齢別では1 歳児が86.8%を占め、最多でした。

 

 新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、認可保育所は、社会インフラを守るために働く保護者を支えてきました。党市議団はこれからも、希望するすべての子どもの入所とあわせて、職員の処遇改善など保育の質の向上を求めていきます。

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