議会報告

【予算委員会 総合政策①】 マイナスシーリング中止 強引な滞納整理の改善を

 2013年3月、予算委員会の総合政策委員会関係について神田よしゆき市議が質問しました。
 
 毎年の予算編成方針では、マイナスシーリングとして前年度比で5%予算を削減することが義務付けられています。神田市議は、この間学校警備員の配置時間や、自然の教室のバス代補助、敬老祝い金など削減が行われたことを指摘し、このような予算編成方針はやめるべきと質しました。
 財政課長は、事務事業の見直しに必要な手法とも考えられるが、継続していくと弊害も出てくることから、今後慎重に対応すると述べました。
 
 次に債権整理推進室の問題を取り上げました。

神田 滞納整理のスピードアップということで、強引な差押えにより営業も生活も立ち行かなくなるケースも生まれている。分納していたのに一方的に一括納付を迫り、了承なしに財産を差し押さえるケースも報告されている。改めるべきだ。

収納対策課長 滞納者からの納税相談を受ける際には、生活状況や納税資力を的確に把握することに努め、納税者の実情に即し多対応に努めている。

神田 実際にはその通りになっていないというのが先ほどのケース。改めないとその滞納者の命をも奪いかねない事態になる。

 神田市議は重ねて改善を求めました。 

2013年2月議会 第2次補正予算 行き詰まった開発に9億円 必要ないと反対

 3月8日、本会議で2013年2月議会の第2次補正予算の採決が行われ、日本共産党市議団はそのうち一般会計補正予算に反対。もりや千津子市議が反対討論を行いました。
 この補正予算は、国の「日本経済再生に向けた緊急経済対策」を受けて急きょ提案されたものです。
 国の「緊急経済対策」には、インフラの老朽化対策や、防災・減災など、自治体にとっても必要な予算措置も含まれています。一方で不要不急の大型事業の復活や拡大などが含まれていることは大きな問題です。
 さいたま市の第2次補正予算も、学校や保育園、道路や橋の改修など住民のくらしや安全にとって必要な事業の実施を前倒しで行うことが含まれています。
 しかし、不要不急の公共事業までこの機会を利用して予算化することは認められません。特に、ウイングシティ構想にもとづく開発計画に関連して、約9億円もの補助金の交付が含まれています。3万2000人の都市づくりをめざすとされていましたが、いまなお5000人にとどまっています。もはや行き詰った開発を見直しもせず、税金をさらに投入して推進すべきではまりません。
 採決の結果、日本共産党以外の会派が賛成し、第2次補正予算は成立しました。

【保健福祉委員会 議案外質問】 貧困の連鎖断ち切る学習支援の拡充を

 保健福祉委員会の議案外質問で久保みき市議は、学習支援事業について取り上げました。

 市では2012年から、生活保護受給世帯の中学生を対象に、無料の学習教室を開設してきました。現在、北区、大宮区、浦和区、南区、岩槻区の5区で週2回開かれ、対象となっている子どものうち22%が参加しています。

久保 学習支援事業は、貧困の連鎖を断ち切る素晴らしいとりくみ。子どもたちたちが参加しやすいよう、全行政区に教室を開設すべき。

市 来年度には見沼区と緑区に開設する。残りは検討していく。

久保 浦和教室を見学した。ひきこもりや不登校の子どもの居場所になっている。不登校・ひきこもりが増えている小学生にも対象を広げるべき。

市 早期の教育支援は必要だが、安全面の配慮などが必要。今後研究したい。

久保 日本の貧困率は16%だが、生活保護を受けているのは1.6%に過ぎない。働く貧困層、最低生活費以下で暮らす世帯の子どもにも学習支援を広げるべき。

市 市の学習支援事業は国の補助事業で、生活保護受給者に対象が限られている。

 久保市議は、「教育委員会と連携して、就学援助を受けている子どもたちも支援を」と対象を広げることを求めました

【総合政策委員会 議案外質問】 小規模修繕工事 登録制度の改善を

 総合政策委員会の議案外質問で神田よしゆき市議は、小規模修繕工事登録制度について取り上げました。

 制度は、市が発注する100万円以下の小規模工事について、市内中小建設業者の仕事を確保するためにつくられたものです。しかし、対象となる工事のうち、実際に小規模事業者に発注された件数はわずか3%、金額では1.7%にすぎません。神田市議は、制度の趣旨を生かし、発注率を上げるよう制度の改善を求めました。市の答弁は「発注率向上のために制度の周知、活用を働きかける」にとどまりました。

金融円滑化法終了後の対策を 

 中小企業などの資金繰りを支援する金融円滑化法が3 月に終了します。神田市議は「中小企業のみなさんから制度終了で金融機関の貸しはがしや、倒産の懸念が広がっている」と指摘し、「地域経済を守る観点から、国に制度延長を求めるべき」と迫りました。

 また、市の資金融資制度についても、とりあげました。
神田 特別の支援体制が年度末には必要ではないか。

市 複数の借り入れ債務を一本化し、返済負担の軽減をはかる借りかえ可能な融資制度を創設する。

神田 申し込みから融資までの時間が長い。短くなるよう改善を。

市 調査に日数が必要だが、手続きの見直しの中で研究したい。

【保健福祉委員会 議案外質問】 派遣時間短縮の影響は? 実態把握を求める

 保健福祉委員会の議案外質問で戸島よし子市議は、介護報酬が改訂されて、ヘルパーによる生活支援時間が短縮された問題について質しました。

 90分が60分以下に、60分が45分以下に短縮され、ヘルパーさんからは「一番影響が出たのは、利用者の話を聞くことができなくなったこと。調理もじっくり煮込むなどできない、洗濯が最後まで終わらない」などの声が上がっています。利用者からは「ヘルパーさんに来てもらって何とか生活できているのに、バタバタして話がしにくい」などの声が出ています。
 戸島市議は、このような事例を示し、実態調査をするように求めました。市は「間もなく1年になるので、各団体の意見を聞いて検討する」と答弁しました。

 また、介護保険料を払えずに滞納している高齢者が1万780人もいますが、1年以上滞納すると、介護サービスを利用するときに全額負担などの給付制限がある方や、介護サービスそのものが受けられない方も出ています。
 戸島市議は、「保険料が払えず、介護サービスも受けられない方がいる。保険料の減額や免除は、災害などの被害で所得が急減した人しか対象になっていないが、他市のように低所得者にまで拡充を」と求めました。
 
 市は、独自減免を拡充することには否定的な答弁に終始しました。

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