政策と活動

767項目 2019 年度予算要望を提出

清水勇人市長に2019年度予算要望書を手渡す山崎団長(左から3人目)

市民生活に視点をあわせた予算編成を

 

 11 月9 日、党市議団は清水勇人市長に対し、2019 年度市政運営及び予算編成に関する要望書を提出しました。要望は、市の財政運営のあり方から10 行政区ごとの身近な要求まで767 項目にわたります。

 

 提出にあたって、山崎あきら市議は「市民アンケートでは60% の方がくらしが悪くなったと答えており、税金・国保料の負担、収入・年金が減り、公共料金が高いなど市民生活はかつてなく厳しい。決算委員会でも明らかにしたが、毎年50 億を超える純利益を市民に還元して、水道料金を引き下げ、負担感を軽減させることが求められている。暮らしを支える視点をすえた来年度の予算編成をおこなってほしい。」と述べました。

 

 また、もりや千津子市議は、「市の人口が増え続けているなかで、学校建設が後回しになっている。大規模校・過大規模校の問題があり、少人数学級や特別支援学級設置など、本来あるべき教育環境を整えることができない。ぜひ解消をお願いしたい」と求めました。

 

 松村としお市議は、「障害者のグループホームへの補助制度が、運営費補助については検討すると議会答弁があった。ぜひ他の政令市に遜色のない制度を実施してほしい。あわせて設置・整備費補助も検討してほしい」と市長へ伝えました。

 

 清水市長は、「反映できるもの、できないものとあるが、しっかり受け止め、予算編成にあたりたい」と述べました。党市議団は引き続き、市民の願いをまっすぐ市政に届けていきます。

党市議団として、以下の見解を発表しました

 
 
2018年11月7日
 
吉田一郎議員の障害者差別の暴言についての見解
 
日本共産党さいたま市議会議員団
団長    山崎  章
 
 吉田一郎議員は10月19日、9月議会の最終日の本会議討論で、心身障害者医療費支給条例の改正に関連して「障害者でも中には、うちにもいますけど、年収1354万5千円の車椅子に乗った障害者の方がいらっしゃるわけですよ。こういった高収入のブルジョア障害者の方は、・・・」として車いすで活動している議員を指して差別的な発言を行った。吉田一郎議員のこの発言は、本会議において問題とされ、議長において発言を確認し対応をはかることが確認された。
 
 後の議会運営委員会で議長は、吉田一郎議員の発言に厳重注意を行ったこと、吉田一郎議員は謝罪も発言の取り消しにも応じないことを明らかにした。議事録の削除については、差別発言を受けた議員の所属会派から削除の必要はないとの申し出があり了承された。この一連の経過から見て、吉田一郎議員には、発言についての明確な反省の態度は見られない。
 
 吉田一郎議員の今回の暴言は、障害者に対する差別的な考えがはっきりと表れている。
 
 吉田一郎議員は、2018年2月議会で、市職員に対して「首つって死ね」と暴言を発し、2日間の出席停止の懲罰と議員辞職勧告決議が可決されるなど議会からも厳しく批判されたばかりである。そのうえでの今回の暴言は、許されるものではない。
 
 市議会議員は、市政において市民福祉の向上のために活動する。その議員が障害者を差別する発言を議会で行うなど、議員として資格がないといわなければならない。
 
 吉田一郎議員は、自らの発言の政治的、道義的責任を自覚し、自らの判断で議員の職を辞するべきである。
 
以上

南区 武蔵浦和駅に新しい改札口を

要請に同席するもりや市議(右から3 人目)

 11 月5 日、「南区西・住みよいまちをつくろう会」のみなさんが西部まちづくり事務所を訪れ、JR 大宮支社に対する「武蔵浦和駅に新改札口設置を要望する」署名2754筆を届け、要請と懇談をおこないました。この要請にはもりや千津子市議が同席しました。

 

 武蔵浦和駅へ新改札口設置を求める声は以前から強くあがっており、何度もさいたま市には署名とともに要望を届けてきました。しかし設置主体者であるJR 大宮支社は「コストがかかる」という理由により設置しません。武蔵浦和駅は毎日11 万人以上の利用者があり、朝のラッシュ時などは1 カ所の改札口に利用者が集中したり、武蔵野線と埼京線利用者の動線がぶつかるなど危険な状態になっています。駅周辺の再開発にともない人口が急増したことで、駅利用にかかわる安全性も問われています。市には住民の安心と安全を確保する責任があることから、会のみなさんは市とJR に対し、新改札口を早急に設置するよう強く求めました。

子どもの権利・福祉・教育・文化さいたまセンター シンポジウム 現場の声を生かした子育て施策を

参加する松村としお市議、大木学市議

 11 月4 日に「子どもの権利・福祉・教育・文化さいたまセンター」がシンポジウムを開催し、党市議団から大木学、松村としお両市議が参加しました。

 

 パネリストとして、子育て中の親、保育士、小・中学校の教員がそれぞれの立場から報告しました。

 

 学校ではSNS や性教育など、子どもたちをめぐる課題があり、さいたま市でおこなわれている英語教育(グローバル・スタディ科)によって現場が混乱している様子が明らかになりました。また、保育士からは、幼児教育の無償化が迫っているもとで、保育園給食が有料化される懸念があることも報告されました。

 

 さいたま市で競争的な教育が強められていることや、教員の多忙化が言われながらますます追い込まれている現状への懸念、子どもの権利を尊重した教育への転換や、国の教育行政の問題など、参加者からも活発な発言がありました。

 

 参加した松村市議は「市は国の施策に沿った部分では力をいれるが、現場の声が置き去りにされていると感じた。切実な願いをていねいにくみ取って、行政に反映させるよう求めたい」と話しました。

西区 馬宮地域で議会報告会

議会報告を行うとりうみ敏行市議

 西区馬宮地域のみなさんが、党市議団からとりうみ敏行市議を招いて「議会報告会」をおこないました。

 

 とりうみ市議は約1時間にわたって、2017 年度決算で明らかになった市民のくらしの現状をはじめ、大型開発優先で借金を増やしながら心身障害者医療費支給制度や難病見舞金などの障害者・高齢者福祉を17 億円も削減し、63 億円の黒字決算となった反面、市の借金の総額が約4550 億円に上っていることなどを報告しました。

 

 参加者からは公民館などの建て替えにともなう複合化の問題や、防災関係では、指扇小学校の避難場所指定問題、滝沼川遊水地整備、コミュニティセンターの抽選方法や機材の使用料などについて意見や要望が出されました。

 

 新川の改修問題での相談もあり、今後も市議団として相談に応じることや市議の派遣を約束しました。

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