政策と活動

30 人学級必ず実現を 署名スタート集会開かれる

 7 月7 日、「30 人学級を実現するさいたま市民の会」主催の集会が開かれ、党市議団からもりや千津子、大木学の両市議が参加しました。

 

 最初に元教員で埼大講師の斎藤修さんから「今、学校では教える内容や実務が増え教職員は多忙化を極めている。ひとり一人の子どもたちにきめ細かな指導をおこなうためには少人数学級がどうしても必要」との話があり、参加者との懇談、交流がおこなわれました。

 

 現在、さいたま市では小学校2 年生までは35 人学級編成ですが、3 年生で40 人学級編成になることにより、1 クラスが一気に10 人以上も増える学校が9 校もあります。参加者からは「30 人学級を実現させるためには、今年の請願署名はとくに大事。力を合わせよう」との呼びかけがありました。

沼影県職員住宅跡地に公園を

懇談に同席するもりや千津子市議(右)

 7 月4 日、地域のみなさんが市公園課に対して「沼影の旧県職員住宅跡地を公園に」と要請をおこない懇談しました。

 

 この懇談には、もりや千津子市議が参加しました。地域のみなさんからは「災害時にどこに緊急避難するのか」「子どもを遊ばせる公園がほしい」と公園建設を求める声が出されました。

 

 市公園課は「当該地への公園整備が必要なことは十分に認識している。他部局とも調整して進めたい」と答えました。

 

 武蔵浦和地域は、再開発計画などにより急速に人口増加が進んでいますが、公園や学校、認可保育所などの公共施設がつくられていません。

 

 公園設置要望のほかにも、小中学校の大規模化でグラウンドが狭い問題、認可保育所不足、体育館設置要望などまちづくりの課題が山積しています。未計画地(7 -1街区)の活用なども含め、引き続き実現に向けてとりくんでいきます。

福祉の充実求め 市に要望

要請行動に参加する戸島よし子市議(右)

 県・市の社会保障推進協議会がさいたま市に要望し、6 月27 日に回答を受けました。この要請行動には党市議団から戸島よし子市議が参加しました。

 

 国保税については、金額の引き下げ、国保税や医療費負担の減免制度の拡充、子どもの均等割り負担の廃止を要望し、市は「子どもの均等割りについては検討している」と回答しました。

 

 介護保険については、要支援者総合事業の「現行相当サービス」の継続、介護認定の変更で介護度が軽くなっている問題などで対策を求め、市は「要支援者には従来相当のサービスをおこなっている」「介護認定問題は、調査する」と回答しました。

 

 障害者のくらしの場の保障については、市は「グループホームや入所施設についてニーズを把握しながら整備を進めていく」と回答しました。

 

 そのほかに、保育所や学童保育の待機児童解消に向けた整備と保育士・指導員の処遇改善問題、生活保護を利用しやすいように「しおり」を窓口に置き、ケースワーカーの増員と研修等について要望しました。

通学路ブロック塀の調査・対策を申し入れ

申し入れを行う党市議団

 6 月25 日、党市議団は市教育委員会と市長に対し、通学路沿いの危険なブロック塀の調査と対策を求める申し入れをおこないました。

 

 6 月18 日の大阪北部地震で、小学校のブロック塀が崩れ、子どもが亡くなるという痛ましい事故が起きました。これを受け、本市でもブロック塀緊急調査がおこなわれ、市内小・中学校160 校中、66 校に建築基準法に適合しない疑いがあり、37 校に著しいひび割れ、破損などが生じていることが分かりました。

 

 党市議団は、「スクールゾーン内のコンクリートブロック塀」の実態調査を実施し、所有者に働きかけて危険なブロック塀を当初の16%まで減らした宮城県のとりくみを紹介。庁内の担当部局が連携して、学校施設のみでなく、通学路における危険ブロック塀の調査および対策をすすめることを求めました。

「1 人でも多くの人に知ってほしい」 中央区 アスベストのつどいに45人参加

 中央区上落合にあった旧エタニットパイプ大宮工場の周辺住民に、アスベスト(石綿)特有のがん「中皮腫」の患者が見つかった件は、新聞などでも報じられましたが、7 月2 日、上落合公民館で「上落合にアスベストがあった~映画とお話のつどい~」がおこなわれ、45 人が参加しました。

 映画は「埋もれた時限爆弾 さいたまアスベスト被害」と「子どもの頃、光る砂で遊んだ」の2 本が上映されました。この「子どもの頃、光る砂で遊んだ」に出演しているのが、近隣住民でエタニットアスベスト公害の患者でもある、松井絵理さんです。

 松井さんらは今回のつどいを主催した「エタニットアスベスト公害きずな会」を立ち上げ、「被害の実態を広く知ってほしい」とシンポジウムや記者会見をひらいて訴えてきました。また、さいたま市に対し、周辺住民を対象に無料検診を実施することを求めてきました。市はこの要請を受け、9月から検診を実施することを決定し、7 月20 日から申請を受け付けます。

 松井さんは、「1 人でも多くの人に情報を知ってほしい。検診を受けてほしい」と、この問題の周知の必要性を訴えました。
 このつどいには党市議団から山崎あきら市議が参加し、発言しました。

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